1. 里帰り出産とは?何のためにやる?
里帰り出産とは、妊婦さんが実家に帰省し、実家の近くにある産院で出産することを指します。
里帰り出産をすることで、実家にいるご家族のサポートを受けながら産前や産後を過ごし、心身の負担を軽減することができます。
2. 里帰り出産のメリット・デメリット
里帰り出産のメリットは、家族のサポートによってママの身体的・精神的な負担が小さくなることです。
- 日中も家族がいるため、いつお産になっても安心できる
- 実母など、子育て経験がある家族がそばにいる
- 家事などの生活の負担を減らせる
- 自分と赤ちゃんのことに集中できる
- 兄弟がいる場合は子供の面倒を見てもらえる
一方でデメリットとしては、転院が必要になったり、パパと離れて生活することなどがあります。
- 実家が遠いと、転院 & 長距離移動が必要になる
- 育児方針が親と異なるとストレスを感じる
- パパの立ち会い出産が難しい可能性がある
- パパが育児に慣れるのが遅くなる
- 夫婦関係が変化しないか不安になる
3. 里帰り出産の流れ
里帰り出産をする場合は、全体のスケジュールを頭に入れて、段取りよく準備していく必要があります。
3-1. 里帰り出産するかを家族と相談する
里帰りをするかしないかは、早めにパパと相談を。転院先での分娩予約も必要になるため、妊娠初期には相談を始めておくのがオススメです。実家への里帰りが可能かどうかの確認も忘れずに。
3-2. 里帰り出産が可能な産院を調べる
受け入れてもらう病院は、早めに探しておくのがおすすめです。人気の病院はすぐに予約が埋まってしまいますし、地域によっては分娩を扱う施設が少なく、産院の選択肢があまりない場合も。地元の評判など、先輩ママのクチコミもチェック。
3-3. 分娩予約をする
里帰り出産を受け入れてくれる病院が見つかったら、早めに予約を取っておきましょう。早い方ですと、心拍の確認が取れたタイミングや出産予定日がわかったときには予約を取り始めています。病院によっては里帰りをする前に受診が必要な場合もあるため、早めのリサーチをしておくことが大切です。
3-4. 通院中の産院に紹介状を書いてもらう
また、里帰り出産を行うためには、現在定期健診を受けている産院で転院先の産院に渡す紹介状を書いてもらう必要があります。そのため、里帰り出産することを決めたら、早いうちにその意思を現在かかっている産院に伝えておきましょう。
紹介状をもらったら里帰り出産をする産院で診察を受けることができます。帰省の準備をして帰省しましょう。
里帰り出産に必要な持ち物は以下を参照してくださいね。
4. 里帰り出産で注意すべきこと
4-1. 飛行機は診断書が必要なケースがある
妊娠中に飛行機に乗る場合、航空会社によって規定は異なりますが、妊娠週数や健康状態に応じて医師の診断書の提出が求められることがあります。
妊娠初期〜中期(妊娠28週より前)
妊娠28週より前であれば、多くの航空会社では診断書の提出を必須としていませんが、安全のために医師からの健康状態に関する書面を持参することを推奨しているケースがあります。また、妊娠に関する合併症がないこと、また予期せぬ事態に備えて医師と相談しておきましょう。
妊娠後期(妊娠28週〜)
多くの航空会社で、医師の診断書の提出が必要などの登場条件が設けられています。診断書の発行日にも条件があるケースがあるため、航空会社のホームページなどを事前に必ず確認しておきましょう。
4-2. 妊婦健診の補助券が里帰り先で使えないことが多い
母子手帳を貰うタイミングで交付される妊婦健診の補助券は、里帰り出産先では使えない場合が多いです。そのため、転院先では全額自己負担で支払うことになります。
しかし、産後、補助券を交付された自治体を通じて、一部の費用が補助される場合があるため、事前に自治体に確認しておきましょう。払い戻しの際に、未使用の補助券や健診を受けた際の領収書が必要となる場合があるため、大切に保管してくださいね。
5. まとめ
里帰り出産をすることで、実家のサポートを得られ、自分と赤ちゃんのことに集中することができます。
里帰り出産をするためには、パパや両親の理解が前提として必要となるため、家族でしっかり話し合った上で、ベストな選択をしてくださいね。