ニューボーンフォトとは?
ニューボーンフォトとは、生後28日未満の新生児の記念写真のことです。生後間もない赤ちゃんにしか見られない、ふにゃふにゃとした手足や独特の姿勢、無邪気な表情を美しく写真に残せることがニューボーンフォトの大きな魅力の一つです。
この文化はアメリカやヨーロッパで始まりましたが、2015年頃から日本をはじめとするアジア各国でも人気が急上昇し、多くのママたちの関心を集めるようになりました。
ニューボーンフォトの金額は高い?価格に影響を与える要素は?
日本国内では、ニューボーンフォトの価格は2〜10万円程度です。価格に影響を与える要因は多岐にわたります。以下に、特に重要なポイントを詳しく解説します。
1. 新生児を安全に扱える専門知識があるか
生まれたばかりの赤ちゃんは首がすわっておらず、正しく支えないと頭が不意に倒れる危険があります。また、体温調節機能が未熟であるため、撮影環境の温度管理が非常に重要です。
もし撮影中に何か問題が発生した場合には、迅速かつ適切な対応を行い、新生児の健康と安全を守ることがフォトグラファーに求められます。
これらは高度な専門知識を必要とするため、助産師などの専門家の監修のもとでニューボーンフォトの撮影を行うサービスもあります。
ママ・パパさんとしても、赤ちゃんを扱う専門家に任せることで、赤ちゃんの安全と快適を確保でき、撮影中も安心して貴重な時間を楽しむことができますね。
2. 新生児の撮影経験が豊富か
ニューボーンフォトを美しく撮るためには、赤ちゃんに負担をかけず、事故の可能性を限りなく抑えた上で、愛らしい体勢を作って美しい構図で撮影することが求められます。
この撮影スキルは、赤ちゃんの模型を使用しても十分に習得することは難しいです。新生児はその瞬間瞬間で異なる動きや感情を示すため、模型ではこれらの表情や動きを再現できないからです。
そのため、実際の赤ちゃんと直接関わる実践を通じて経験を積むことが不可欠であり、習得に時間がかかります。これは料金だけでなく写真の品質にも反映されます。
3. 撮影時間の長さ
一般的なニューボーンフォトの撮影時間は2〜4時間とされています。
これは、撮影だけでなく、授乳や赤ちゃんを自然に眠りに誘う時間、赤ちゃんをあやす時間、必要に応じて休憩を取る時間など、赤ちゃんが最も自然でリラックスした状態を保つための時間が必要だからです。
短時間で撮影するサービスもありますが、その場合はミルクを与えたり、撮影前に赤ちゃんの睡眠時間を減らしたり、おしゃぶりを使うなどして赤ちゃんの眠りを促すことがあります。しかし、これらの方法は、赤ちゃんにストレスを与えたり、母乳育児を行う・おしゃぶりを使わないなどの育児方針にそぐわない可能性もあります。
そのため、赤ちゃんが自然と快適に過ごせる環境を整えるために、撮影には一定の時間が必要となり、料金に反映されています。
4. 小道具やアクセサリーの豊富さ・清潔さ
ニューボーンフォトが愛らしく思える最大の要因は小道具です。特別な瞬間を演出し、赤ちゃんのかわいらしさをより引き出すために、ブランケット、おくるみ、バスケット、アクセサリーなど、さまざまな小道具を用意しています。
小道具を使用する際には、新生児の肌が非常に敏感で、バリア機能が未熟なことを念頭に置く必要があります。そのため、敏感な肌に影響を与えないような品質の良い素材を選び、小道具を常に清潔に保つことが非常に重要です。そのような高い材料費やメンテナンス費も料金に影響していると言えるでしょう。
ニューボーンフォトの相場と価格帯ごとの特徴
本章では、ニューボーンフォトの相場や、価格帯ごとの違いや特徴についてご紹介します。
2〜4万円のニューボーンフォトの特徴
複数のフォトグラファーの中から好きな人を選択するマッチング型のサービスや、駆け出しの個人ニューボーンフォトグラファーが、2~4万円程度の価格帯でサービスを提供することが多いです。
何といっても安く撮影できるのがメリットです。ただし、フォトグラファーによって撮影の品質が異なったり、撮影に使う小道具がない/選べない可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
また、撮影時間が短めに設定されていることがあります。撮影に適した状態(=赤ちゃんが眠りについた状態)を作るにあたって赤ちゃんにストレスを与えないか、フォトグラファーが新生児を扱える専門知識を持っているかなどを事前に確認することが大切です。
4万円以上のニューボーンフォトの特徴
4万円以上の価格帯では、経験豊富な個人ニューボーンフォトグラファーが提供するサービスが一般的です。
撮影品質とその再現性が高いのがメリットです。また、助産師が帯同する場合や、USAGI PHOTOのように助産師兼ニューボーンフォトグラファーが撮影するといった、赤ちゃんの安全面や産後ケアが充実したサービスも。
また、プリントアイテムがデフォルトでプランに含まれている場合は、10万円を超えるサービスもあります。
ニューボーンフォトサービスを選ぶ際のポイント
ニューボーンフォトを検討する際には、撮影サービス選びにおいて次のようなポイントを考えてみてください。
1. 安全面
ニューボーンフォトでは、何よりも赤ちゃんの安全が最優先です。
そのため、フォトグラファーが新生児の取り扱いに関する知識や経験を持っているかどうかを確認することが大切です。適切な温度設定、清潔な撮影環境、頬杖ショット等の危険が伴うポーズがないか、撮影時間の適切な確保など、新生児の安全を確保できる条件を整えているかを確認しましょう。助産師が帯同したり、助産師の専門資格を持ったフォトグラファーであれば、安心して依頼できますね。
2. 撮影スタイル
撮影スタイルはフォトグラファーごとに異なります。自然光を利用して柔らかくナチュラルな写真を撮ることを好むフォトグラファーもいれば、小道具や特定の背景を使ってアーティスティックな演出を施すフォトグラファーもいます。
フォトグラファーのインスタグラムやウェブサイトの写真を見て、そのスタイルが自分の好みや家族の雰囲気に合うか確認しましょう。もし柔らかく優しい写真がお好みであれば、自然光を用いるフォトグラファーを選ぶと良いでしょう。演出を重視する場合は、小道具や特殊なライティングを使用するフォトグラファーを選ぶと良いですね。
3. 出張撮影かスタジオ撮影か
撮影場所も大きな要素です。
産後のママはホルモンバランスの乱れや睡眠不足、悪露の影響で体調を崩しやすい状態です。また、生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が弱く、感染症にかかりやすいです。そのため、多くのニューボーンフォトサービスでは、フォトグラファーが自宅や実家に訪れる出張撮影を提供しています。
一方で、スタジオ撮影は移動できない照明設備や専用のセットアップを使用できるため、より高品質な写真が期待できます。しかし、赤ちゃんやママが外出する必要があるため、そのリスクも検討する必要があります。どちらの撮影方法を選ぶかは、家族で慎重に話し合うことが大切です。
USAGI PHOTOについて
USAGI PHOTOでは、現役助産師のフォトグラファーが出張撮影を行います。撮影中は温度管理や赤ちゃんの肌に触れる衣装の衛生管理など、安全面に細心の注意を払い、常に赤ちゃんのそばで安全を確保しながら、大切な瞬間を写真に収めます。
現役助産師のフォトグラファーが一人で撮影を行うことで、コストパフォーマンスに優れた価格(37,000円〜)でニューボーンフォト撮影と産後サポートを提供しています。
新生児に関する医学的な知識に基づき、赤ちゃんにとって安全で自然なポージングのみを採用しています。その上で、写真を見返した際に生まれたてのありのままの姿を思い出せるよう、シンプルなスタイリング / レタッチで仕上げられるようにしています。
また、USAGI PHOTOでは、ニューボーンフォト撮影に加えて、乳房ケアや育児相談、赤ちゃんの発育/哺乳状況の確認などの産後サポートを行っています。
お産後は、ホルモンバランスの変化により精神的に不安定になりやすい時期です。また、赤ちゃんとの新しい生活の中で、様々な不安や疑問が生じるのも自然なことです。USAGI PHOTOは、そんなママ・パパに寄り添い、出張産後ケアとしても高い評価をいただいています。
ニューボーンフォトの撮影を通じて赤ちゃんの愛らしい姿を記録に残しながら、同時に産後の不安や疑問を解消できる有意義な時間を提供しています。USAGI PHOTOは、ママ・パパと赤ちゃんの大切な時間をサポートし、心に残る思い出作りのお手伝いをさせていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。