1. 母子手帳の中身とは?なぜ必要?

母子手帳(母子健康手帳)は、妊娠初期から子供が小学生になる頃までのママと子供の健康・成長を記録する手帳です。お住まいの市区町村から提供されます。
母子手帳を通じて、産科や小児科、自治体の保健師などが情報を共有できるため、継続して一貫性のある母子保健サービスを受けるために役立ちます。
2. 母子手帳はいつもらえる?

医師が赤ちゃんの心拍を確認して妊娠が確定すると、母子健康手帳を受け取りに行くように指示を受けます。医師から指示を受け次第、母子手帳を受け取りに行きましょう。
エコー検査によって赤ちゃんの心拍によるゆらぎを確認できる時期は妊娠5~10週目であることが一般的です。そのため、この時期が母子手帳を受け取る目安になります。
厚生労働省は、妊娠11週までに母子手帳を受け取ることを推奨しています。
3. 母子手帳のもらい方

母子手帳をもらうには、住んでいる市区町村の役所や保健所の窓口に「妊娠届出書」を提出する必要があります。具体的な手順をご説明します。
手順1. 必要な書類を準備
母子手帳をもらうために必要な書類は以下の通りです。
1. 妊娠届出書(=妊娠証明書)
妊娠届出書は、産婦人科でもらえる場合と、自治体の役所でもらえる場合があります。
自分がどちらの自治体に当てはまるのかは、産婦人科や自治体のホームページで確認できます。
2. マイナンバーカード(通知カード、個人番号が記載された住民票の写しなど)
妊娠届出書に個人番号を記載する必要があるため、マイナンバーカードが必要になります。
3. 本人確認書類(運転免許証、パスポート、障害者手帳など)
マイナンバーカードであれば、個人番号と本人確認が一度で行うことができるため、事前に取得しておくと便利です。
加えて、病院の診察券や出産予定日が分かるもの、印鑑などが必要な場合もあります。受け取る際に必要なものは自治体によって異なりますので、事前にホームページや電話等で確認をしておくと安心です。
手順2. 自治体の窓口で母子手帳をもらう
住んでいる市区町村の役所や保健所の窓口に、必要な書類を提出し、手続きが終わると母子手帳をもらうことができます。住民票がない自治体では交付されないため、里帰り先の役所では取得できないことに注意しましょう。
代理人でも母子手帳をもらえる?

母子手帳は、代理人でも受け取ることができます。
妊婦さんによっては、つわりがひどいなど体調が優れず、役所に行くのもつらいといった状況があるかもしれません。その場合は、代理人に頼んでみるのもOKです。
代理人がもらう場合は、上記の書類に加えて、以下のような書類が必要となります。
- 妊婦本人の委任状・戸籍・健康保険証など
- 個人番号カード・運転免許証・パスポートなど
- 個人番号が記載された住民票の写しなど
これらも自治体によって必要書類が異なるため、役所に行く前にホームページなどで確認しておきましょう。
4. 母子手帳の使い方
ママと赤ちゃんの健康状態の記録
妊婦さんとおなかの赤ちゃんの健康状態を妊娠判明~出産~生後6歳まで通しで記録していくため、健康状態や今までどんなトラブルや病気にかかったかなどがわかります。
母子手帳をもらった後は一般的に妊婦健診の流れとなりますが、妊婦検診から検診・検査の結果を母子手帳に記録していきます。
また、子どもが大きくなるにつれて、母子手帳は育児の日々や子供の成長過程を綴ったかけがえのない思い出になります。将来、親子で母子手帳を見返しながら成長の軌跡を振り返るといった、コミュニケーションの機会にもなり得ます。
公的サービスを受けられる

母子手帳を提示することで、妊婦さんのための公的サービスを受けられる様になります。
その内容は自治体によって異なりますが、主なものは以下の3つです。
妊婦健診の補助券
妊婦検診で使える割引券のようなもので、母子手帳をもらう時に一緒にもらえます。妊娠に関する医療費は、基本的に全額負担ですが、受診券があれば費用を一部負担してくれるため、ぜひ活用しましょう。
母子保健サービス(両親学級、妊婦訪問など)
出産や育児と初めてのことばかりで何かと不安な時期に、保険サービスでたくさんのアドバイスを受けられます。
両親学級とは、妊娠生活を快適に過ごし、出産・育児がスムーズにできるように、実習や相談が受けられる教室のことです。
妊婦訪問では、保健師や助産師などが自宅まで訪問してくれて、赤ちゃんの発育状況や育児に関するアドバイスをもらえます。
そのほかにも、母親学級、乳幼児健診、赤ちゃん健康相談、妊婦歯科相談、歯科検診など、各種相談窓口を利用できるので、不安の多い妊婦生活において心強い味方となるでしょう。
子育て支援サービス
母子手帳を提示することで受けられる特典やサービスを用意している地域や企業もたくさんあります。
例えば、飲食代や商品が割引になったり、ポイントをもらえたり。小さなサポートですが、妊娠生活を快適に過ごすために、是非調べてみてください。
外出した際の「お守り」
外に出かけている時に急に体調が悪くなったとき、母子手帳があれば、これまでの病歴などが分かって、早めに正しい治療を受ける可能性ががぐんと上がります。外に出る時は、忘れずに持ち歩くようにしましょう。
5. 母子手帳はいつまでにもらいに行けば良い?
「母子手帳はいつまでにもらわなければならない」といった決まりはありません。
ただし母子手帳は、妊婦さん自身の記録・保護者として記録・赤ちゃんの成長の記録・さらに、妊婦さんや赤ちゃん向けの公的サービスが受けられるため、早めに受け取ることが大切です。
厚生労働省は、妊娠11週までに母子手帳を受け取ることを推奨しています。「何週までにもらいにいけばいいの?」と迷っている方は、「妊娠11週まで」を目安に受け取りに行きましょう。
6. まとめ

本記事では、母子手帳をもらうタイミングやもらい方、具体的な活用方法について解説しました。
母子手帳は、お母さんの妊娠や出産の経過、赤ちゃんの健康状態、発育、発達、予防接種の有無などが記録されており、お母さんと赤ちゃんの健康管理をする上で欠かせません。
また、母子手帳には「妊婦自身の記録」を記入する箇所もあります。大切な思い出を記録しておくと、後からみたとき、「書いておいてよかった」と思うでしょう。また子どもたちへのすてきなプレゼントになります。
素敵な妊娠ライフを過ごすために、ぜひ母子手帳をご活用くださいね。